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201804/01

☆あなたの誕生石は?

 

『誕生石特集』

 

 

宝石 誕生石 

 

ジュエリーやアクセサリーをそんなに身につけないという方でも、「誕生石」を知っている方は多いのではないでしょうか?

 

その名の通り、誕生した月にそれぞれ宝石を定めているというもの。一般的には誕生石といえば誕生月に当てはめられますが、「誕生日石」といって366日それぞれに宝石や鉱物を当てはめているというものもあるほど、親しまれているものです。

 

 

【誕生石とは】

エメラルド ルビー サファイアのリング3本

 

身につけているとパワーをもらえるとか、自分を守ってくれるなど、誕生石は「幸運のお守り」のような力があるとも言われていますね。この誕生石は日本だけだけでなく、世界各国で定められています

 

しかし、実は国によって定められている誕生石は異なるってご存知でしたか?
 もちろん同じ月に誕生石もありますが、例えば同じ月でもフランスと日本の誕生石は異なる場合もあるのです。宝石自体は紀元前から権力者や聖職者に愛されてきたのですが、誕生石自体が制定されたのはつい最近のこと。1912年にアメリカで宝石の普及を目的に制定されたのをきっかけに、イギリス・フランス・日本などで、アメリカを基準として独自の誕生石を定めたのです。

 

1958年、東洋七宝に数えられる「珊瑚」と「翡翠」を加えたのが、日本の誕生石のはじまり。日本にはないカメオやタイガーアイが定められていたり、日本で九月の誕生石であるサファイアがフランスでは四月に定められていたりと、国ごとの違いを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

 

 

・誕生石の起源

 

エジプトの宝石

 

国によって異なる誕生石ですが、元となる起源ははるか昔まで遡ります。諸説ある誕生石の発祥でも、最も有名なのが旧約聖書「出エジプト記」です。旧約聖書に登場するモーゼの兄、大祭司アロンが胸に当てるプレートに飾った十二個の宝石から由来するというもの。今でこそ宝石やジュエリーなどの装身具は、女性のためにあると考えられる傾向にあります。しかし、近年になるまでは「富と権力の象徴」、または「聖職者や聖人のためのもの」として考えられ、むしろ宝石とは男性のためにあった時代も長かったのです。

 

古くから人々が宝石に対して高い関心を持っていたことが、新約聖書の「ヨハネの黙示録」からも伺えます。エルサレム殿の土台にあった十二の宝石が由来という説もあり、最古の記録ではバビロニア帝国で用いられていた十二の「星座石」が由来になったのでは?という考えも。諸説ある「誕生石」ですが、古くから宝石に関して並並ならぬ関心を抱いていたユダヤ人が、18世紀にポーランドに移住したのをきっかけに、誕生石を身につけるという習慣が広がり定着、今のような形になったのではないかといわれているのです。

 

 

・どうやって選ばれた?

 

誕生石は月によっては二つや三つあるなど、その多様性が身につける楽しさをより高めてくれるものですが、この誕生石はどうやって選ばれたんでしょう?

 

一般的に宝石とは地球上で自然算出した鉱物の中でも「価値の高い」ものを宝石としています。珊瑚や真珠、琥珀など有機物由来の例外もありますが、もともと宝石というものが産出するのではなく、私たちの価値基準で宝石を選んでいるのです。

 

鉱物は地球上で4000以上あるとされていますが、その中で宝石に数えられるのはたった100程度。宝石の条件として「美しさ、希少性、耐久性」の三つの条件が挙げられますが、この条件を満たすものがいかに少ないかわかりますね。

 

もちろん、誕生石には宝石が定義されていますが、どれも歴史的に古くから愛されてきたものばかり。フェルメールの絵に使用されたラピスラズリや、クレオパトラが愛したエメラルドなど、歴史と深く関わってきたものが多いのです。しかし、ダイヤモンドは紀元前から算出していたのですが、硬くてカットも満足にできず、また産出地もインドに限られていたということからも、宝石としてあまり価値のないとみなされていたものでした。

 

しかし、それも19世紀に入ってからは状況は変化し、鉱山の発見と現代のように輝くカッティングの発見によってダイヤモンドの価値はどの宝石よりも輝く白さをもち、硬さだけが取り柄ではなくなったのです。こうした背景を元に、ダイヤモンドは他の宝石のような逸話も少ないながらも、誕生石に制定されたのでした。

 

 

【12の月の誕生石をご紹介】

 

必ずしも自分の月しか身につけてはいけない!といったことはない誕生石ですが、ジュエリーやアクセサリーがお好きであれば、自分の誕生石は一つは持っていたいものですね。月ごとに異なる誕生石を、特徴や歴史などを交えながらご紹介させていただきます。

 

 

・一月

ガーネット 宝石 一月誕生石

 

赤いカラーが代表的なガーネット。赤い色の石と思われがちですが、実はグリーンやイエローなどブルー以外のがあります。一つの鉱物を指すのではなく、似た構造を持つグループのことをガーネットとしています。それでも誕生石としては赤いガーネットが一般的で、古代エジプトやローマ、ギリシャでもその赤さから出血を抑えることができたり、体の不調にも効果があると考えられていたのですね。中世では炎が宿っている強いパワーを秘めた宝石として愛されていました。石言葉は真実や友愛、そして貞操です。

 

 

・二月

アメジスト 2月の誕生石

 

 アメシストはスミレの花のような可憐な紫色で水晶の一種。

その中でも最も高価な宝石とされ、歴史もとても古く、今から二万五千年以上前のヨーロッパで加工品が発見。日本でも紫が高貴な色とされた時代もあったように、ユダヤ教でも「聖なる石」、またキリスト教では「司教の石」などと崇められてきたのです。面白い逸話に、アメシストを身につけているとお酒に酔わない、なんてものもあります。ぶどう酒の色味を、透明感のある紫の宝石にみたのではないでしょうか。石言葉は、誠実、心の平和です。

 

 

 

・三月

アクアマリン 3月誕生石

 

爽やかでキリッとしたブルーが印象的なアクアマリンと、日本独自の誕生石珊瑚の二つが三月の誕生石です。
アクアマリンのカラーバリエーションは一色のみですが、ブルーでもグリーンがかっているか、またはグレーがかっているかなど、大まかに分けても四種のブルーに分けられます。

 

沖縄の海

 

海と密接な関係があるとされ、航海のお守りであったり、またはすべての生命を生み出す海の力をもたらすと言われ、子宝に恵まれるとか、若さの象徴ともされてきました。石言葉は幸福です。
 珊瑚も海にゆかりのある宝石であり、赤やピンク、白の色味の優しさは、他の宝石にはない魅力を秘めています。ギリシャ神話にも登場し、英雄ペルセウスに退治されたメドゥーサの血が天に舞いペガサスに、海に落ち珊瑚を生み出したという逸話があります。石言葉は幸福や長寿、知恵です。

 

 

・四月

 

ダイヤモンド 4月の誕生石

 

宝石の王様ダイヤモンド

 

普段使いのジュエリーはもちろん、ブライダルジュエリーでも人気の宝石です。誕生石でなくとも一つは欲しいダイヤモンドは、世界最大の原石からカットした「カリナン1世」が有名。鉱山主の名をとって名付けられたこのカリナンは、イギリスの王室に送られ、カリナン1世を含む9つの大きなダイヤモンドと、96個の小さなダイヤモンドにカットされたのでした。ながらくその硬さのみに価値が置かれていたダイヤモンドも、ローズカットや現代で主流のブリリアントカットが発明されることで、人気を得た宝石でもあります。石言葉は見た目にもふさわしい「純粋無垢」です。

 

 

・五月


 

エメラルド 5月の誕生石

 

 エメラルドのカラーバリエーションは緑一色で、内部のクラック (割れ) やインクルージョンが多い石です。それでもその他の宝石にない色味や透明度の高さは、ものによってはダイヤモンドよりも稀少とされるのです。

 

輝きではなく色を楽しむカボションや、面をつけた「エメラルドカット」が石の良さを堪能できます。なんと紀元前4000年前から取引されていた記録があり、富や美の象徴として尊ばれていました。三大美女のクレオパトラも深く愛した宝石の一つ。石言葉は幸運と幸福

 

そしてもう一つ、緑の宝石翡翠が五月の誕生石です。日本や中国が主要な産出国であり、中国では王様が持つべき石という意味の「玉(ぎょく)」と呼ばれていました。「五徳」をもたらす宝石として、または死者の埋葬の際には蝉を象るカービングを施し、再生を願って口の中に入れるという習慣もあったのです。石言葉は健康と繁栄

 

 

・六月


 

真珠 6月の誕生石

 

パールは鉱物ではなく、珊瑚などと同じく有機物の宝石です。色のバリエーションも白やピンク、オレンジやグリーンと豊かですが、光が当たって内側から柔らかく光る独特の魅力が心惹かれますね。

 

古来より「美」を司る石として重用され、愛する妻楊貴妃のために唐の玄宗皇帝が真珠風呂を捧げた逸話もあるほど。石言葉は、健康や長寿、富です。

 

もう一つ、六月の誕生石にはムーンストーンが定められています。丸くカットすると、ふわっと光る幻想的な輝きを見せるこの石は、まるで月明かりを宿したような優美さが特別な石。旅人の導きとなるお守りとして、また中世のイギリスでは予知に使用され、エドワード6世がその予知を元に政治を行ったという記録もあります。石言葉は恋の予感、健康と幸運です。

 

 

 

・七月


 

RUBY ルビー カラーストーン

芳醇なワインを思わせる赤が美しいルビーは、赤一色といっても色の濃さや色味によって価値が大きく変わる宝石。

 

青みを帯びた「ピジョン・ブラッド」と呼ばれるものはとても希少なので、宝石好きな方であれば一度は目にしたいと願うものではないでしょうか。今では宝石の王様といえばダイヤモンドですが、古代インドでは「ラトナラジュ」と呼ばれ、宝石の王という意味がありました。血や炎を彷彿とさせ、勇気と威厳をもたらす石と信じられていたのです。その色味からもわかる情熱と仁愛、そして威厳が石言葉。

 

 

 

・八月
 

ペリドット 8月誕生石

 ペリドットという名前は、オリーブのような艶のある明るいグリーンから由来しています。イブニング・エメラルドという異名を持ち、照明下で美しく輝く様はまるでエメラルドのようとのことから、舞踏会などの夜会用のジュエリーとして人気があったのです。また、暗闇でも輝く性質は、太陽の石として崇拝されてきた歴史もあります。しかし、古代では「トパーズ」と呼ばれていたため、ペリドットという名前は比較的最近に名付けられたものなのです。石言葉は幸せ、夫婦間の愛です。

 

 

・九月

 

サファイア 宝石 

 

メインのカラーはブルーですが、実はレッド以外の全てのカラーバリエーションを誇るサファイア。ルビーと同じ「コランダム」という鉱物なのですが、クロムや鉄、チタンなどが生成過程で入ることで色がつくのです。誕生石としてはやはりブルーが主流で、古代ペルシャでも空の青さはサファイアが大地を支えているからとされていたり、権力者にも非常に愛されていました。ローマ法王シクストゥス4世は、300カラットもある大きなサファイアのリングを身につけており、死後にはそのサファイアも一緒に埋葬されたとか。石言葉は誠実や愛情、徳望です。

 

 

 

・十月
 

 

オパール 10月の誕生石

 

 オパールは「遊色」という、石の中に赤や緑、紫などの色が見えるという他の石にはない特徴を持ちます。角度を変えることでその色が変わることから「遊ぶ色」と覚えても良いですね。とはいっても、オパールには遊色を持たないものもあります。古代ローマでは「神の石」とされ、元老議員ノニウスが将軍アントニウスに持っていたオパールのリングを譲らずに、ローマから追放されたのです。その際にもオパールだけを持っていたことから、美しいオパールがどれだけ希少であったかを物語っていますね。

 

石言葉は心の歓喜と安楽

 

トルマリンは宝石の中でも「ない色はない」と言われるほどのカラーバリエーションを誇るのですが、そのため様々な他の石と混同され続けてきました。もしかして、歴史の文献でルビーとされるものもトルマリンであったかもしれませんね。誕生石としてはピンクトルマリンが一般的。恋人たちの愛を深めるとされているピンクトルマリンは、豊かな愛が石言葉。

 

 

 

・十一月

トパーズ 11月の誕生石

 

 トパーズはトルマリンほどではありませんが、イエローやブルー、ピンクやオレンジなどのバリエーションがあります。インペリアル・トパーズというオレンジとピンクが混ざったシェリーカラーや、ピンクトパーズが古くから現代まで人気が高いのです。

 

紀元前、紅海に浮かぶ島「トパズィオス島」で採掘されていたことが名前の由来となっております。しかし、実はこの時採れていたのはペリドットとも言われています。宝石の混同は現在のように鑑別技術が発達するまで、見た目での判断に頼らざるを得なかったので仕方のないことですが、そのため歴史が浅いとされる宝石も多いのです。石言葉は友愛や希望、そして潔白

 

シトリンも十一月の誕生石で、黄色やオレンジがかった黄金色を示す宝石です。フランス語でレモンを意味する「シトロン」が由来で、心の中に光をもたらす「太陽を象徴する石」と古くから信じられていたのです。また、商売繁盛や繁栄を叶える幸福を呼ぶ石でもありました。太陽つながりかはわからないのですが、中世ヨーロッパではペリドットと一緒に「トパーズ」として愛されていたそうです。石言葉は友愛と希望。

 

・十二月

トルコ石 12月の誕生石

この月の誕生石は、二つともブルーを発色し、二つとも不透明石の代表的な宝石です。
 まず一つがターコイズで、黒や茶色、まはが白色の網目がある「ネット」が入ったものをよく見かけます。

 

ターコイズの中でも「スリーピングビューティー」と呼ばれる色味はとても美しい一級品で、深い青の色味とほとんどない、または全くネットのない状態のものを指します。トルコ石とも呼ばれますが、トルコでは産出しないというのも面白いですね。紀元前から魔除けの効果を持つとして、女性が男性に贈ることでより効果を発揮し、二人に幸せをもたらす宝石でした。石言葉は成功と繁栄、健やかな体です。

 

 

ラピス 宝石

 

 ラピスラズリは、ターコイズのブルーとは異なる夜空のような濃い青で、パイライトといった金色が綺麗に散りばめられたものは、星のようでとても綺麗です。夜に旅する者のお守りとして、神話でも神様が身につけていたとか。装飾品だけでなく、化粧や絵画の顔料にも使用されました。石言葉は崇高や尊厳、成功の保証です。

 

 

誕生石は、単に月ごとに定められているものではなく、意味を持っていたり、古くからある効果を信じて人々の生活に寄り添ってきた宝石。自分の生まれた月に捉われず、また色も好きなものを身につけてみるのも誕生石の楽しみ方の一つです。
自分で身につけるジュエリーやアクセサリーにあしらって、または大切な人の誕生石を身につけるのもロマンチックではないでしょうか。結婚指輪にはシークレットストーンといって、指輪の裏側に誕生石を留められるデザインもございます。もしご興味を持っていただけましたら、お気軽にご相談くださいませ。

 

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