”世界三大”ダイヤモンドカッターズブランド| 山城時計店

世界三大

ダイヤモンドカッターズブランド

“光を極める職人たち”が手掛けたダイヤモンド

それが「ダイヤモンドカッターズブランド」と呼ばれる理由です。ダイヤモンドの輝きを決めるのは「カット」。その技術を極めた3つの名門が、世界のジュエリーシーンをリードしています。

それぞれ異なる歴史と哲学を持ちながらも、目指すのは「究極の輝き」3つの名門が、世界のトップに君臨し続ける理由を。

ロイヤル・アッシャー

伝統と革新を受け継ぐ「白い光の名門」

― ロイヤル・アッシャーの名を
世界に知らしめた歴史的偉業 ―

1905年、南アフリカで発見された3,106カラットの巨大なダイヤモンド原石「カリナン」。英国王室に献上されたこの石のカットを託されたのが、ロイヤル・アッシャーの二代目ジョセフ・アッシャーでした。

左）カリナンI 世

右）カリナンII世

綿密な計算と準備の末、1908年にジョセフ・アッシャーによってカットが成功した世界最大の原石「カリナン」は、9個の大粒と96個の小粒のダイヤモンドに分割されました。その中でも最大のカリナンⅠ（530.20ct）は英国王室の王笏（セプター）に、2番目に大きなカリナンⅡ（317.40ct）は大英帝国王冠に飾られ、いずれも英国王室の至宝として、今も荘厳な輝きを放ち続けています。

この偉業により、ロイヤル・アッシャーの名は世界に知られることとなりました。

左）カリナンII世

右）カリナンI 世

カリナンI 世
(The Great Star of Africa)

カリナン・ダイヤモンドの中で最大のダイヤモンドで、重さ530.2カラット。74のファセットをもつペアシェイプカット。5.89cm×4.54cm×2.77cmのダイヤモンドにはループが付けられており、ブローチとしてカリナンII世から吊り下げることも可能。

カリナンII世
(The second Star of Africa)

こちらも英国王室のレガリアで、エリザベス2世の棺の上に乗せられていた、大英帝国王冠(インペリアル・ステート・クラウン)の正面中央にセットされている。大きさは4.54cm×4.08cm×2.42cm

クッションカットのダイヤモンド(66ファセット – 317.4カラット- 63.48g)で、スチュアート・サファイア、セント・エドワード・サファイア、ブラック・プリンス・ルビーに、2868個のブリリアントカット・ダイヤモンド、17個のサファイア、11個のエメラルド、269個のパールとともに、ブラック・プリンス・ルビー(大粒のスピネル)の下、大英帝国王冠の中央に配されている。

― 王室に認められた「ロイヤル」の称号 ―

1980年、ロイヤル・アッシャーはオランダ王室より「ロイヤル」の称号を授与されました。この称号を持つダイヤモンドブランドは、世界で唯一。格式と信頼の証として、その名は今も輝き続けています。

― 独自の輝きを放つ
「ロイヤル・アッシャー・カット」 ―

― 本物を求める人のための、白く気品ある輝き ―

ロイヤル・アッシャーが独自に開発した「ロイヤル・アッシャー・カット」は、78面体の理想的なシンメトリーが生み出す、気品あふれる白い輝きが特長です。過剰な煌めきではなく、澄んだ光が内側から静かに広がるような美しさが、多くの花嫁を魅了。王室にも認められた確かな技術が、ダイヤモンド本来の魅力を最大限に引き出します。

1902年に誕生した「アッシャー・カット」。その名を冠したこのカットは、今では四角いエメラルド・カットの代名詞として広く知られています。

しかし、真のアッシャー・カットを世に送り出したのは、世界最大の原石「カリナン」のカットを託された名門――ロイヤル・アッシャーです。

1999年、創業家5代目エドワード・アッシャー氏がアメリカの宝石業界からの声に応える形で、再び“本物の輝き”を世に問いかける決意を固めました。

― 受け継がれる名と、研ぎ澄まされた技 ―

ロイヤル・アッシャー・カットは、クラシックなアッシャー・カットの美しさを受け継ぎながら、現代の技術と審美眼によって生まれ変わったカットです。

兄弟であるエドワードとヨープ・アッシャーが2年の歳月をかけ、100石以上のダイヤモンドを試作しながら完成させたそのカットは、74面のファセットが光を捉え、まるで万華鏡のように内側から湧き上がるような白く澄んだ輝きを生み出します。