「俄」の最高傑作3種
私が「俄」に惚れ込みどうしても取り扱いたいと思ったきっかけがこの3種のリングとの出会いです。
「なんばパークス」という「俄ショップ」で商品を初めてじっくり見ました。
それから頭の中が「俄」でいっぱいになりました。
まず面と面がお互いに支え合う「相互」です。(画像1)
リングを見た瞬間、作者の意図が理解でき、なんて表現力のある作品なんだろうと衝撃を覚えました。
それもそのはずこのデザインは「俄」の青木敏和社長によるものなのだそうです。
これほど「俄」のロマンが凝縮されたリングはないでしょう。
そして驚いたのが画像2の「鯨」です。
それまで結婚指輪のアウトラインは真っすぐなものや、あってもせいぜいV字ライン、S字ラインくらいのものでした。このリングのアウトラインの美しさやそのデザインの中に鯨が大海を泳ぐ姿を見た時の衝撃を今でも覚えています。ちなみに鯨は地球上で最も家族を大切にする哺乳類というのを聞いて更に納得!でした。
極めつけがこの画像3の「梟」でした。フクロウが飛び立つ姿とフクロウのくちばしが混然一体となってデザインされていてその意味が「さとき瞳こらし 闇の中を導く」というものでした。[俄]の中でもこれが今だに自分のNO.1です。
なんてカッコいいマリッジリングなんでしょう。このデザインには驚きました。抽象芸術であり指にはめる彫刻だと思いました。こんなリングは結婚指輪のジャンルではかつてありませんでした。
これら3種の最高傑作を初めて見た時の感動を決して忘れる事はありません。
「俄」が作り出す「京都モダン」の世界観に触れた瞬間でした。
是非店頭でこの3種をじっくりご覧頂きたいと思います。N.Y