『CITIZEN Series 8』シリーズエイトのこだわり
どうも山城時計店具志川メインシティ店のH山です。
沖縄県では具志川メインシティ店のみ展示している時計『CITIZEN Series8』シチズンシリーズエイト。
他の高級時計と比較しても劣らないこちらの時計。
当たり前のようにこちらはサファイアガラスが使われてますが、さらにこちらは両面無反射コーティングを施してありますので視認性がよくガラスが透き通って見えるので文字盤が美しく見えます。
通常は表面だけ無反射コーティングで充分ですが両面に無反射コーティングをすることで、わずかな光が表面の無反射コーティングを通り文字盤にあたってはねかえる光を内面コーティングで反射を抑えるのです。
無反射コーティングは無塵設備のある所で作業を行うのでなかなかすべてのブランドで採用は難しい技術のようですね。
外注でしたりだとコストがかかるようで。
あっ話は若干それますが以前時計雑誌の記事でサファイアガラスや蓄光塗料等の技術は日本がそのシェアをほとんど持ってるそうですよ。
スイスの高級時計等も日本の企業技術の上に成り立つわけですね。
各ブランドでこだわりがあり両面無反射コーティングを採用するブランド外面採用、内面採用が有りますが両面=視認性はかなりいいですがアフターケア(かなり長期)で考えると外面コーティングにキズや剥がれがでます。
イメージとしてはメガネのレンズが青紫色の用に見えるものが表面がガサガサになって線キズが出来る状態です。そうなるとガラス交換になることが。両面コーティングガラスなので部品代も少しかかります。
内面=ブランド側の話だと視認性も少しこだわりアフターケアに重点をおくこと、すなわちコーティングのキズや剥がれなどで逆に視認性が悪くなることを懸念しての内面コーティングにするそうです。
外面=視認性は両面より若干劣りますが充分すぎるほど視認性の確保もできコストは両面より安くなります。
少し前だと外面無反射の高級時計が多かった気がしますが最近はよりいいものを作る傾向があって両面無反射を採用しているブランドも多く見受けられますね。
シリーズ8の話からどちらかというとサファイアガラスの話になってしまいましたがH山が一番無反射コーティングに興味を持ったのがブライトリングの時計造りを知ってからですね。
彼らの時計造りはプロの為の計器作りなのでパイロットが飛行機で雲の上に行ったときに直接太陽の光があたります。その時に時計の視認性を確保するために無反射コーティングをしているそうで。
パイロットの時には命を救う計器にコストがどうだとかより如何にプロが使いやすいか。
パイロットの意見を取り入れながら時計を作るから僕らが考えつかない所にまでこだわってますね。
まぁ地上で時計を使う僕にはいかに時計が美しく見えるかの違いですね。
シリーズ8は文字盤にまでこだわって作った時計なのでやはり無反射コーティングは必要だと思います。
H山チョイスの803はかなりおすすめですよ。