てだこそば
ご馳走とは馳(は)せる、走ると書いて、とにかく走り回って、その客人を喜ばせる
食材や料理を探すことという意味だそうですね。別に豪華な料理、値段の高い料理を
差し上げるという意味ではなく。
その昔、しんしんと雪の降る夜に旅人が貧しい農家の戸を叩き一宿の願いを申し出たところ
心よく歓迎してもらえたとの事。ろくに食べるもらえるものがないのでこの夫婦は一粒一粒、
米を選り分けて美味しい米だけを客人に食べてもらったとの事。
これぞ本当の御馳走ですね。最高のおもてなしです。
ブログで新たなお店をご紹介しないといけないと思いつつ・・・
やはり味の満足保証があるお店を選んでしまいます。特に本土からのお客さんをお連れする場合は。
沖縄そばだってそのお客さんを心から喜ばせたいという気持ちがあって、その人にはそれがベストな
料理だという確信があれば立派なご馳走だと思います。
沖縄そばをこよなく愛する私としては「ふーん沖縄そばって中々美味しい
ですね」なんてヌルい褒め言葉を聞いたら屈辱的なんです。
単なるご当地グルメとして沖縄に行ったついでに沖縄そば食べてきたよ、
まぁまぁ美味しかったよというレベルではなく、これはジャンルを問わずすべての
麺類の中でも特に旨い麺類だという事を知ってもらわなければ。
沖縄そば一杯で本土からのお客さんを満足させられるのは、てだこそばだと思っています。
お客さんも、これまで何度も沖縄そばを食べた事があるそうですが今までで食べた中で
最も美味しい沖縄そばだったと喜んでくれました。メデタシ!N.Y