ダイバーズウオッチのISO・JIS規格
毎度−−も、今回はダイバーズのプロフェッショナルな規格を調べてみました!
ISOとは?JISとは?その基準とは?
ISO規格:国際標準化機構規格(International・Organization・For・Standardizaion)の略なのだそうです。
JIS:日本工業規格(Japanese・Industrial・Standard)の略なのだそうです。
☆ISOおよび、JISではダイバーの安全確保のために、ダイバーズウオッチに対して「ISO6425ダイバーズウオッチ」、「JIS7023―潜水用携帯時計」で以下の定義と要求事項を規定してます。
☆定義
◎潜水用防水時計…少なくとも、100Mの潜水に耐え、かつ時間を管理するシステムを有する時計。その1,25倍の水圧に耐える耐圧性(200Mの場合は250M相当)があること。
☆要求事項。
1.タイムプリセレクティング装置
・誤操作、逆転防止機能付の回転ベゼルなどを備えていること。
2.視認性として、暗所で25CMの距離から時刻や時計の作動状態、セット時間(タイムプリセレクティング装置)、電池寿命切れ表示、などが読み取れること。
3.耐磁性として、4800A/mの直流磁界中で作動すること。※規格ISO764【耐磁時計】、の規定を満たすこと。
4.耐衝撃性として、ハードウッド(樫、マホガニー材などの、堅い木)の面に、1Mの高さから落としても耐えられること。※規格ISO1413【耐衝撃性】、の規定を満たすこと。
5.耐塩水性として、3%の食塩水の中に24時間放置しても大きな異常がなく、かつ回転ベゼルなどでも、正常に作動すること。
6.水中操作性として、水深30CM:50時間浸漬試験で、試験中水中において、回転ベゼルなどの操作ができること。かつ、試験後浸水がみとめられず、すべての機能が正常に作動すること。
7.対外力性
7―1バンドを締めた状態で200M(約20Kg相当)の力で引っ張っても耐えられること。
7―2操作部防水性として、りゅうず部に5N(約500g相当)の外力を加えた状態で、1.25倍の水圧中に、10分間保持しても異常がないこと。
8.耐衝撃性として、40℃の水中に10分間、5℃の水中に10分間という温度変化に耐えられること、かつ時計内部への浸水がないこと。
9.耐熱の信頼性として、表示圧の1.25倍の圧力を水中で2時間加圧しても時計内部への浸水がなく、加圧中・加圧試験後にも時計が作動し続けること。
10.耐ヘリウムガス性
飽和潜水用時計については、別に定めるヘリウム混合ガス加圧試験を実施し、止まりなど、機能異常がないこと。
…とこのような規格や規定をクリアしているものが本格的ダイバーズなのらしいのです。
(OKU)