ブライトリング クロノマット44
クロノマットは、新生ブライトリングを象徴するクロノグラフ。
創業家3代目のウィリー・ブライトリングから、存亡の危機に直面していたブライトリング社を託されたアーネスト・シュナイダー(現会長)が、クオーツ全盛の当時にあって、次世代に向けて開発した全く新しい機械式時計です。
その開発時に重要な役割を果たしたのが、フレッチェ・トリコローリです。このイタリア空軍エアロバティックス・チームの腕利きパイロットたちから聞き取った要望を、ブライトリングは次々と形にしていきました。たとえばライダータブは、上面でサファイアクリスタルを保護しつつ、アワーマーカーとしての視認性、ベゼルを回すときの指掛かりとしての役目など、さまざまな機能性を複合した独創的なパーツとなりました。
こうして機能を形にした独自の造形を備えて、1983年に完成したクロノマットは、フレッチェ・トリコローリの公式採用クロノグラフとなったのです。
翌1984年、バーゼルフェアで発表されて市販化を果たすと、大評判を呼び、世界的なヒット作となりました。
30年の時を経て、絶え間なく進化を重ねてきた現行モデルにも、初代クロノマットの開発に関わった全ての人々の熱いスピリットが息づいています。
“プロのための計器”としての真髄
「プロのための計器」として進化を続け、クロノマットは数えで30年を迎えました。
ライダータブはスロープ状ベゼルのインデックスへと昇華し、回すときにはちょうど段差の部分に指が掛かることになります。
サファイアクリスタルは両面無反射コーティングが施され、光の当たり具合に関わらず一瞬の視認性を確保。
ねじ込み式セキュリティプッシュボタンと、厚く強固にした裏蓋などによって、防水性能は500mに達しています。
ムーブメントはブライトリングが初めて自社開発したキャリバー01で、C.O.S.C.公認クロノメーターに合格しています。
5年間もの長期国際保証が、ブライトリングの自信を表していると言っていいでしょう。
43.7mm径のケースとブレスのSS素材には、耐食性や耐アレルギー性に優れたSUS316Lを使用。
鋼材を20〜80トンの圧力でくり抜き、真っ赤になるまで焼いて叩き上げては冷却します。
これを繰り返すと分子構造が密になり、耐久性が高まるのです。
そして最後に、ポリッシング。研磨剤やバフを選びながら、サテンとポリッシュを磨き分け、熟練職人が美しい表面に仕上げていく。
時代や価格を越えた本質的な価値を共通に持ちながら、現行クロノマットには多彩な顔が揃っています。
中核に位置する44mm径の「クロノマット 44」と、軽快な装着感が特徴の「クロノマット 41」は、ベゼルインデックスや文字盤に配されたスクエアパターン、キャリバー01などを同じくしつつ、インデックスや夜光を含めてダイヤルは別デザイン。
GMT機能を備えたキャリバー04搭載モデルには、44mm径の「クロノマット 44 GMT」と、47mm径の「クロノマット GMT」がラインアップされています。
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