マクラーレンFダクト
このところのF−1レースは晴れたり雨天になったりチーム毎の思惑が分かれ目になり全く違う結果になるので見ていて面白いですね。
その中でも抜群に速いのがマクラーレンですね。Fダクトという新たな空気取り入れ口が加わってそこから入った空気をリアウィングフラップの裏側に導いて空気で車重を軽くして最高速を高めるという事ですよね。車には詳しくないですが。随分昔にコーナーではダウンフォースを高めストレートではダウンフォースを減らす可変式のウィングがに禁止になった事があったと思いますが今回は許可になったそうで。不思議です。風力パーツは可変式であってはならないというレギュレーション
があるようでこれも完全に空力に影響を及ぼす機構に見えますが。
ボーダフォンのFの部分が上にあるのでFダクトになったのだとか。機構やルールの違いでも大きく結果が分かれますね。でも今の下剋上がドンドン起こるF−1のほうが見ていてハラハラドキドキ面白いです。N.Y
マシンの発表以来、MP4-25の複雑なエアロ・パッケージは多くの注目を集めてきた。エアボックスはふたつのチャンネルに分離されている。下のチャンネル(下の青い矢印)はギアボックス・ラジエータを冷却するよう設計されている。その後、高温の空気は下部ビームウィングとディフューザの縁に向かう(小さい赤い矢印)。上のチャンネル(上の青い矢印)は、リア・ウィングにつながる長いフィンに沿って空気を供給する。その後、空気は特定の速度でスリットを通じてウィングのフラップに流れる。この2つのプロセスが組み合わさり、高速でリア・ウィングを失速させ、ドラッグを低下させるので、最高速度が増加する。これはこのシステムをコントロールする巧妙なソリューションである。ダクトはシャシーの前に設置されており、このプロセスに追加の空気を供給し、ダクトを飽和させて機能を停止させる。このソリューションが最も重要な直線では、ドライバーは左脚あるいは腕でこのダクトを閉じることができる。