俺の相棒スパシオグラフⅡ

何もこんなキズだらけの時計をブログに出さなくても。なんて言われそうですが僕が１３年余り連れ添ったブライトリングスパシオグラフⅡです。ヘリコプター操縦士のために開発されたモデルなんだそうで。１０分計がついています。この１０分というのが重要な時間なんだとか？ヘリの暖気運転やクールダウン、そして救命救助での生命線となる時間が１０分間なんだそうです。気分は操縦士で僕がやることはせいぜいスパゲティを茹でる時間を測るくらいなんですが。ブライトリングのディスコン（生産中止）モデルとかリミテッドモデルっていいですよね。
この時計は嬉しいときもつらい時も僕の左手にありました。愛着なんてもんじゃない、もう僕の人生の一部です。心なしかローマンインデックスの色もセピア色に変わりつつあるような。機械式時計の文字盤って使っていくと段々思い出色に染まっていくんです。一緒に歳を重ねていく感覚っていいもんですよ。機械式時計を使い続けた人にはこの感覚が分かりますよね？もちろんいつかは息子に譲ります。自分が還暦になった時？うーん息子よちょっと待ってくれ、スパシオグラフは親父の人生の一部だからせめて古希までは一緒にいさせてくれ。Ｎ．Ｙ