好きな詩
五章からなる自伝
第一章
ぼくは通りを歩いている。
道には深い穴がある。
ぼくはその中に落ちる。
ここはどこだろう__なすすべもない。
ぼくのせいじゃない。
出口をみつけるには一生かかりそうだ。
第二章
ぼくは同じ通りを歩いている。
道には深い穴がある。
僕は見ないふりをする。
その中にまた落ちてしまう。
またしても同じ穴にいるなんて、信じられない。
でも、これはぼくのせいじゃない。
出口を見つけるのにはまた長い時間がかかる。
第三章
ぼくは同じ通りを歩いている。
道には深い穴がある。
ぼくはその穴を見る。
なのにまた落ちる。癖なのだ。
ぼくの目は開いている。
自分がどこにいるかも分かっている。
これは自分のせいだ。だからすぐに抜け出す。
第四章
ぼくは同じ通りを歩いている。
道には深い穴がある。
今度は回り道だ。
第五章
僕は別の通りを歩いて行く。
____________________
ポーシャ・ネルソンという方の詩だそうです。
あっちにぶつかりこっちにぶつかりでやる事なす事、
全然思い通りに行かない自分・・・でも何とか成長したいと、
もがいている時間だって人生の大切な途中過程なんだな、
失敗から学びながら進むこの時間も楽しんだほうがいいな
と思えるきっかけとなった詩でした。
と言っても未だに試行錯誤している自分です(笑)。 N.Y