宝飾加工の行程

指輪のサイズ直しパート２
引き続き、ゴムホイルで鑢目を取り除いたリングを最終仕上げします。
画像１
細かい毛のついたブラシは高速回転するモーターに直接接続されています。写真では、解りやすくする為にブラシを見せていますが、実際は危険なのでアクリルカバーの中で磨きます。
ブラシに研磨材を塗り付けてリングの表面を磨いてゆきます。鏡面磨きと言って新品の状態にまで磨いてゆきます。
使っていて小キズのついたリングも、この方法で直します。
画像２
この機具はロジウムコーティングするものです。イエローゴールド、プラチナの場合は画像１の段階で終了ですがホワイトゴールドの場合は鏡面仕上げをした段階でも表面の艶があまり出ません。色合いも、やや黄色がかっていますので、この機具を使ってロジウムコーティングをして艶をだすのです。
画像３
最後に超音波洗浄機で細かいカスを洗いながして乾燥して作業終了です。リングは写真のように専用のフックにかけて、一気に洗浄します。
今回駆け足でリングのサイズ直しの過程を説明しましたが、この作業は本当に熟練した職人の成せる技があってこそ出来るものです。
これからも加工職人のＴＫさんと出来る限り加工についての情報を発信していきたいと思います。
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byHH