結婚指輪の選び方 【基礎編】
二人の新しいはじまりの証ともなる結婚指輪。
これから歩む人生を見守ってくれるお守りであり、夫婦によって求めるものが異なるからこそ、自分たちだけの「特別」を見つけたいですよね。現代では様々な選択肢があるという贅沢さ故に、その特別を見つけることが難しいと感じてしまう場合もあるのではないでしょうか。
この記事では、結婚指輪を選ぶ際に必要な知識と選び方、実際に手元に来るまでの流れを通して、お二人だけの特別な結婚指輪を探すお手伝いをさせていただきます。
【結婚指輪とは?】
そもそも結婚指輪とは一体どういうものを指すのでしょう?
ハイジュエリーブランドからも、ファッションブランドからも、そしてハンドメイドアクセサリーにもリングはあります。デザインが気にいる物があれば、どんなリングでも結婚指輪として使ってもいいのでは?と考えられるかもしれませんね。 確かに結婚指輪は二人の「特別」なもの。価格やブランドに囚われず、気に入ったものを選ぶのが一番。
ですが、ブライダルジュエリーとしての結婚指輪は「永く寄り添うための耐久性を考えた素材選び」、「ずっと愛していけるデザイン性」、「二人のことを考えた緻密な造り」が他のジュエリー・アクセサリーのリングとは異なるのです。
①【素材】
婚約指輪:MAKANA 左からプラチナ(PT950),ゴールド(18K),ピンクゴールド (18KPG)
まず「永く寄り添うための素材選び」。
結婚指輪は貴金属の中でも主にゴールドとプラチナが主流で、一般的なのはゴールドではK18、プラチナではPt900・Pt950と呼ばれるものです。ゴールドではこれに加えてイエローやホワイト、ピンクなどの色味があります。単に素材が高価だから結婚指輪に相応しいのではなく、毎日でもつける結婚指輪には「耐久性」や「不変性」が必要。
シルバーや銅では簡単に変色や変形が起こるため、硬度の高い金属が結婚指輪には最適なのです。 金属だけでなく、宝石もダイヤモンドが使用されるのは、硬度が最上級の鉱物というのも一つの理由として挙げられますが、実は様々なことが原因で今のブライダルジュエリーにはダイヤモンドという認識が定着したのです。そんなダイヤモンドのお話はまた別の機会にご紹介させていただきますね。
②【デザイン】
次に大事な「ずっと愛せるデザイン性」。
ファッションジュエリーなどは「今」の流行を取り入れ、デザイン性が高くものが多くどれも目移りしてしまうほど素敵なものが多いですよね。ですが、ファッションと同じで「今」を切り取ったデザインのものをずっと愛せるか、ということが問題。
ブライダルジュエリーがシンプルなものが多い、という印象であれば、それは歳を経ても指先を輝かせ続けることを考えているから。
【ソリティア(ソリテール)】
画像:NIWAKA 婚約指輪 暁 俄のリング一覧はこちらから→
ソリティアは婚約指輪の最も有名な形として知られているデザイン。
一粒のダイヤを「爪」と呼ばれる細い金属で留めたシンプルさは、流行に流されない「いつの時代にもスタンダード」なリングです。ダイヤの形や大きさが引き立つデザインですが、アームのラインをストレートではなく、ひねりを加えてみたり、ちょっとした装飾や細やかな造り込みが活きるので、選ばれる方も多いデザインと言えるでしょう。
【エタニティ】
画像:NIWAKA 久遠 詳細→
女性用にデザインされたリングの中でもベーシックなものがエタニティ。
同じサイズのダイヤモンドをリング全周にセッティングしたこのデザインは、主張しすぎない輝きを手元に与えてくれます。結婚指輪がエタニティであれば、婚約指輪を重ねて着ける時に華やかさをプラス。とても綺麗なのですが家事をする時にも外さない、ということでしたら半周のハーフエタニティもオススメです。手のひら側にダイヤがないので、石を傷つける心配もありませんよ。
【コンビ】
画像:琉球 いつの世も リングコレクション一覧はこちらから→
一つのリングに2種類以上の金属を使用したリング。
結婚指輪でも婚約指輪でもデザインのひとつとして使われています。とても個性が出しやすく、イエローゴールドとホワイトゴールドを一本のリングで半分ずつに見せるものもあれば、何本かのリングを離れないようにデザインし、重ね付けのように見せる「トリニティ」や「ギメル」が有名です。
他のアクセサリーの色味を限定することもないため、華やかな雰囲気が好みの方に好まれています。どのマテリアルにしようか選べない!なんて時にも選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょう。
【造り】
そして「二人のための緻密な造り」。
例えば、ジュエリーやアクセサリーを日常的につけない男性にも抵抗がないよう、「シンプルで指なじみの良さを追求」したというのがひとつ。つけた時に他の指に当たって違和感がないか、はめる時にすっと指に負担をかけずに着けられるか。
デザインや素材にばかり気をとられがちですが、着けてみないとわからないこだわりがブライダルジュエリーにはたくさん詰まっています。石がセッティングされていても、引っ掛かりが少ないように配慮したブランドも多いですね。
【結婚指輪を選んでみましょう】
ブライダルジュエリーのデザインや石の留め方、こだわりについて基礎的なことがわかったなら、次は実際に指輪を選んでみましょう。
「お二人の一番」を見つけるために大切なのが、あらかじめ「予算」「デザイン」「素材」の三つを決めておくこと。
【予算】
予算を決めておくことによってブランドの傾向や、ダイヤモンドを入れる場合であれば大きさなどが掴めるので、このグレードだと大体このくらいと実感できるのです。
もちろんブランドによって同じカラットのダイヤモンドの指輪でも価格が違うことも。それは、デザインに留まらないブランドそれぞれのこだわりがあるからこそなので、予算は指標の一つとして役立ててくださいね。
予算でお困りの際にはぜひ山城時計店の無金利クレジットをご利用ください。月々3,500円から
【デザイン】
そしてデザインを決めておくというと、結婚指輪のデザインをそんなに知らないと不安になるかもしれません。ですが具体的なイメージがなくても、「可愛い雰囲気のものがいい」、「アームにダイヤを入れたい」という感じならきっとありますよね。絞りきれない場合は、一旦全部箇条書きにしてリストアップしてみるのもひとつです。
【素材】
最後に素材。先ほども述べたようにブライダルジュエリーの主な素材はK18やプラチナなのですが、ゴールドに関してはK24の純金やK18よりも割金(ワリガネ)の比率が多いK14なども選べるブランドも。そしてもし金属アレルギーをお持ちなのであれば、チタンやタンタルなどの金属を扱っていないかショップの店員さんに相談してみても良いかもしれませんね。
この三つが大体決まってきたのであれば、指輪をどう作るかが見えてきます。作ると言っても実際に作るのは職人さんなので「既製品かオーダー」かを選ぶということです。簡単にいうと、すでにあるデザインから選ぶか(レディメイド)、一から作るか(フルオーダー)という違い。
フルオーダーの方が予算が高価になりますが、その分自由度が高くオリジナリティを追求できます。 反対にレディメイドはすでにあるものから選べるということで、好みのデザインがあればオーダーに比べてお求めやすい価格であることが多いです。いくつかの用意されたデザインを組み合わせて作る「セミオーダー」はその中間というところでしょう。
【出来上がるまで】
どちらを選ぶにしてもすぐに手に入るのではなく、取り寄せやお造りには最低でも1〜2ヶ月は必要です。そして当店では、「全ての商品はオーダーを頂いてからの制作」としております。すでにあるものではなく、しっかりとお二人の指に合う新しい結婚指輪を身につけていただきたいから。そのため指輪が必要な日から逆算して、余裕を持って指輪探しを行えるとベストですね。
【まとめ】
特別な二人の指輪は、見た目だけでなく長く使っていくためのこだわりが詰まったものを選びたい。そのためにはパッとみた時の印象だけでなく、ブランドが特別にこだわっていること、実際の付け心地などがしっくり合うものを判断基準にするのも一つ。
当店は「NIWAKA」や「LUCIE」など人気ブランドの正規代理店として、お客様に安心と信頼を提供しております。一生身につけるものだからこそ、お客様にとっての一番を見つけるお手伝いをさせていただければ幸いです。