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ブログ&ハッピーアルバム
201004/30

自分への教訓その2

いい話だなと思った事を忘れないように自分に書いているだけです。与える人間でありたいと思ったので。
そのままスルーして下さい。N.Y
パレスチナには二つの湖がある。ひとつはきれいな湖で魚も泳いでいる。
その土手を緑が彩っている。木々は土手の先へと枝を広げ、癒しの水を吸い上げようと乾いた根を伸ばす。
ヨルダン川が、なだらかな山を下りこの湖にきらめく水を注ぎこむ。だから湖は日差しを浴びて笑っている。
人はその近くに家を建て、鳥は巣を作る。この湖がそこにあるからどんな生き物も幸せなのだ。
ヨルダン川は南に下り、もうひとつの湖にも注いでいる。
ここにはしぶきを上げる魚も、風にそよぐ葉も、鳥の歌声も、子供たちの笑い声もない。
旅人は、よほどの急用がない限り、別の道を選ぶ。空気は水面に重く垂れこめ、人間も獣も鳥も、
ここの水は飲まない。
隣り合った湖のこの大きな違いはなんだろう。ヨルダン川のせいではない。
両方の湖にいい水を注いでいるのだから。湖底の土でもない。まわりの土地でもない。
違いはここにある。ガラリヤ湖はヨルダン川の水をもらうが、貯め込んではいないのだ。
一滴注げば一滴が流れ出る。等しい量の水を与え、受け続けている。
もう一つの湖はずるがしこい。もらったものを誰にも渡すものかと貯える。どんな寛大な衝動にも
駆られない。一滴でももらえばそれを貯め込む。ガラリヤ湖は与えて生きている。
もう一つの湖は何も与えない。その名も死海という。

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