辻利抹茶ミルク
神戸空港にあった自販機でこのドリンクが目に留まったので思わず買ってみました。
抹茶とミルクがミックスされた缶ドリンクて見たことないし辻利ブランドの後押しもありましたので。
最近のデジカメでもライカやカールツァイスなどのドイツ製レンズをつけて付加価値を高くしていますね。
あれと同じです。しかし抹茶とクリーム系、ミルクなどの乳製品がどのように出逢ったのか?とても不思議な
取り合わせです。しかもそれがアイスクリーム、ケーキなどのクリーム系の乳製品と見事にマッチして。
和の代表素材と洋の代表素材を組み合わせた人は一体どんな天才なんでしょう?
京都宇治茶の祇園辻利は萬延元年(西暦1860年)に辻利右衛門によって創業された茶舗だそうです。
事業内容を見ると宇治茶小売、抹茶菓子、抹茶アイスクリーム等と書かれています。
120円の缶ドリンク戦争で製品に付加価値を付けるには歴史ある最高のブランドですね。
抹茶がたしなまれるようになったのは、 唐代から宋代にかけてのことだといわれています。
茶葉を「碾」という木製の薬研(茶うす)で粉にし、沸騰した湯の中に入れて飲む抹茶法が、 その始まりだといわれています。
その抹茶法を日本に伝えたのは、臨済宗の開祖である鎌倉時代の高僧、栄西禅師でした。
臨済禅を学ぶために宋へ渡った栄西禅師は、1191年に茶種と抹茶法を携えて帰国。
室町時代にはじまった茶の湯は、村田珠光、武野紹鴎などによって世にひろまりました。
やがて千利休が、茶の湯を大成します。
千利休:安土桃山時代の茶人。堺の人。名は与四郎。宗易と号す。侘茶の大成物で、千家の開祖。茶の湯を武野紹鴎に学ぶ。
草庵風の茶室を完成し、朝鮮の茶碗や日常雑器を茶道具に取り入れ、また楽茶碗の製作・指導などをした。
織田信長・豊臣秀吉に仕えたが、後秀吉の命により自刃。・・・などという事が抹茶の歴史に書かれていました。・・・続く N.Y