辻利抹茶ミルクその２

抹茶と乳製品が出逢ったのはいつからなんでしょう？京都には歴史ある宇治茶の茶舗が
多くありますから抹茶と練乳を使った氷あずきなどからアイスクリームの開発へと発展して
いったのだろうと思います。
小さい頃京都に行く機会のない私にとって抹茶アイスとの初めての出会いはたしかバスキンロビンス
サーティーワンだったと覚えています。グリーンティーという名前で。南麻布の有栖川公園横のナショナル
スーパーにあったのが店が日本の一号店では？４０年くらい前だったと思います。
抹茶を美味しいと思ったことはなかったけどこのアイスは衝撃的なウマさでした。
３１が日本上陸に当たり日本人に合うアイスクリームフレーバーを追い求めて
京都宇治茶老舗の一部にしかなかったような抹茶アイスに出会ったのではないかと思っています。
ミルクティーのように抹茶を美味しくするためのミルクでなくてアイスクリームを美味しく
するための抹茶フレーバーとして行き着いたのではないかと？
その頃から３１には紅茶フレーバーもありました。
アジアからイギリスに伝わった紅茶にイギリス人はミルクを入れて楽しんだそうですね。
異なる食文化との出会いによる相乗効果ですね。
料理とか素材の相乗効果ってすごいですね。１＋１が３になっちゃう位、素材の掛け合わせ
で美味しくなったりするじゃないですか。ダサい食材はないけどダサい料理はあるみたいな・・
相乗効果（相手との創造的な協力）とは、互いの相違点に価値を置き、それを尊重し、
互いの強みを伸ばし、弱さを補完することである。
私の好きな言葉です。日本の伝統の抹茶にミルクだクリ〜ムだ〜、ざけんじゃねーやって
拒否していたらこんな素敵な組み合わせは発見出来なかったでしょう。　続く・・・N.Y