１９６４年発売のグランドセイコーセルフデーター

父から貰いました。１９６４年に入手した時計だそうです。メタルブレスがオリジナルではありませんが。いつか革バンドに取り替えましょう。調べるまで分かりませんでしたが、ＧＳセルフデーターという時計はセイコーの時計作りの歴史の中で大きな意味のある時計だったよです。ケース径は３６ｍｍくらいでしょうか。傷はありますが、５０年を経た今でも、古臭いデザインではありません。いい顔つきをした時計です。原点を極める、頂点を目指す・・・この時計もひとつの「世界最高峰の普通の時計・グランドセイコー」の真骨頂だと思いました。Ｎ．Ｙ
ＧＳ哲学”実用性の進化”の原点となった１９６４年発売の「ＧＳセルフデーター」。
初代グランドセイコーの発売から4年後の1964年、手巻機械式モデル「GSセルフデーター」は誕生しました。
初代モデルにはなかった、セイコー独自の特許技術となる早送り日付修正機能を備えた日付表示を加え、防水性能を3気圧から5気圧防水に向上させるなど、実用面で大きな進化を遂げました。
「GSセルフデーター」は品質に優れ、精度が高いだけではなく、“恒久的な使いやすさを備えてこそ真の高級時計であるという考えのもと、開発されました。
このモデルは、“初代”に次ぐモデルとしてグランドセイコーの第二世代”グランドセイコーセカンド”と呼ばれ、現代に受け継がれるGSの哲学「実用面での弛まぬ進化」の道筋を示した、傑作としてグランドセイコーの歴史に名を残しています。
「セルフデーター」とは日付表示機能のことを指す、セイコー独自の名称です。GSセルフデーターは主にキャリバー5722を搭載していたことから57GS（ごーななじーえす、ごーななぐらんどせいこー）とも呼ばれます。後に振動数を5振動から5.5振動へと高め、「GSカレンダー」として販売されました。