1月の誕生石
ガーネット
「真実」・「勝利」・「友愛」
歴史は5000年以上、
”宝石の元祖”
ガーネットとは、一つの宝石だけを表す名ではなく、鉱物グループの名前。
含まれる成分によって様座な種類に分類され、豊富なカラーが存在します。「赤」のイメージが強いですが、青以外のすべての色が存在するとも言われています。ガーネットは研磨以外に手を加えておらず、美しく伝統ある宝石です。また、ガーネットの原石は見事な斜方12面体で大変美しく、「これぞ宝石の元祖」ということで1月の誕生石とされました。
属性:ガーネット
原産地:スリランカ、タンザニア、ケニア、マダガスカルなど
硬度:6.5~7.5 色:多種多彩
屈折率:1.71-1.88
【無処理】
『ガーネットにまつわるお話』
愛を伝える宝石
マリー・アントワネットやヴィクトリア嬢王も魅了したとされる宝石、ガーネット。ガーネットは大変美しく、多彩なカラーバリエーションも魅力の人気のある宝石です。ドイツの文豪、ゲーテの恋人でもあるウルリーケは、ゲーテへの一途な想いを伝える為に、デートのたびにガーネットを身に着けたというロマンティックなエピソードも。宝石言葉からも分かるように、ガーネットは「一途な愛の象徴」とされる石なのです。中世ヨーロッパでは、戦いに赴く夫が妻へガーネットを贈り、変わらない愛を確認したんだとか・・・
ザクロ!?
ガーネット名前の由来
結晶がザクロの実に似ていることから、ラテン語のザクロを意味する「Granatum(グラナートゥム)」から名付けられました。ガーネットの結晶は、ひし形の12面体、または偏方多面体となり、コロンとした球に近い形になります。このような結晶が寄り集まって産出することから、まるでザクロのように見えたそうです。
人気の
ロードライトガーネット
1880年代に発見されたガーネット。バラの花のように美しい赤色の姿からギリシャ語でバラを意味する「ロード(Rhodo)」と、石を意味する「ライト(Lite)」から名付けられました。紫がかった赤色が特徴です。
ガーネットの原石
歴史は5000年以上
実は色んなバリエーションがあって、緑とかオレンジなんかもあったりするんです。昔からお守りや装飾品として人気があって、1月の誕生石としても知られています。ガーネットの原石のままでも美しいけど、カットされてジュエリーになると、さらに魅力がアップします。
1月の誕生石は
ガーネットだけ
誕生石というのは1912年にアメリカで決定されて今日までベースとなっているのですが、国によっては誕生石が異なる月もあります。また、誕生石が複数存在する月もあるのですが、ガーネットだけは世界中どの国を見ても1月の誕生石はガーネットのみなのです。それほどガーネットという宝石は特別な石なのです。
ガーネットのお取り扱い
(超音波洗浄〇)
ガーネットは比較的取り扱いがしやすい宝石です。熱にも強い為、日常的に使用していても紫外線を気にしすぎることもありません。しかし、プールなどの塩素系の場所はNGです。また、極端な温度変化は破損の原因になりますので注意が必要です。ガーネットは硬度が高い宝石なので、他の宝石を傷つけることのないように単独で保管しましょう。