Grand SeikoメカニカルGMT
2002年メカニカルGMTは、弛まぬ挑戦を続けるスピリットを象徴するモデルとして誕生し、グランドセイコーに新しい風を送り込んだ。以来メカニカルGMTは革新の歩みをとめることなく進化を続け、グランドセイコーの歴史を彩ってきた。
しかしながら、このメカニカルGMTの開発は、単に24時針を搭載すればよいというだけのものではなかった。それは、グランドセイコー初となる「4本目の針」を搭載することが、実用時計の最高峰を目指して腕時計の本質を追求し、グランドセイコーは3針で時刻が見易く、すっきりと格調高くあるべしというグランドセイコーの本質を損なうものになるかもしれないという危惧があったからである。そのため企画、デザイナー、製造の担当者で多くの議論が費やされた。そしてグランドセイコーが進化を続ける新たな挑戦の第一歩としてメカニカルGMTが開発されたのである。
その開発の中で、新たな挑戦を続けるグランドセイコーの想いが込められた「4本目の針」である24時針には、多くの検討が重ねられデザインが決定された。時分針と重なった時でも、時分針の判読性を妨げることなく、且つ確実に見える24時針として、針の長さ、形状など様々な検討を重ね、デザインが決定された。また時計のデザインにおいても、ベゼル上の24時表示やアクティブなスタイルなど、セイコースタイルの伝統を継承しながら新しい表情が生み出された。
こうして、伝統のセイコースタイルやグランドセイコーの本質を継承しながら、新たなステージへの挑戦する想いがこめられたメカニカルGMTが誕生した。そして10年という歴史が、今、メカニカルGMTを、グランドセイコーのブランドを象徴する一つの顔へ昇華させた。
http://www.seiko-watch.co.jp/gs/concept/gmt10th.html
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