シチズンジュエリー「Something Blue」物語 その3
『幸せにあやかるSomething Borrow』
先輩の結婚生活に憧れて
披露宴のプログラムや会場の装飾を決める時期になり、
次から次へと毎日が慌ただしい。
結婚雑誌やインターネットで情報を集めたり。
彼も忙しい仕事の合間にいろいろとアイデアを出してくるけれど、
どんなパーティ演出が私たちらしいのか、いまいち決めきれない。
ふたりで頭を悩ませていたとき、私はふと、昨年結婚した職場の先輩を思い出した。
同じ企画部のチームリーダーとして活躍していた先輩は、憧れの存在だ。
先輩の披露宴はとても楽しく、私も感動して泣いてしまったっけ。
ここは経験者にアドバイスを聞こう。
今は出産を前に休職している先輩のお家を、久々に訪ねることにした。
『次は私が幸せになる番』
「いらっしゃい!」先輩が満面の笑みで迎えてくれた。
部屋の中には赤ちゃん用品がたくさんあり、見ているだけでもワクワクしてしまう。
「やってよかった演出は・・・」「わがままを言って叶ったことは・・・」
先輩のアドバイスはとても具体的で、私もそうしたい、と思うヒントがいっぱいだ。
そして会話はいつの間にか、先輩の結婚生活や妊婦の気持ちのことで盛り上がっていた。
バリバリと仕事をこなす先輩もカッコよかったけれど、大きなお腹を大事そうになでている今の姿も、幸せそう。
結婚っていいな。
改めてそう感じると、結婚式がこれまで以上に楽しみになってきた。
帰りがけ、先輩は、花嫁が持つ白いバッグを出してきた。
「よかったら使って。お下がりで悪いかな?」
「いいんですか?喜んで使わせてもらいます!」
それは幸せな結婚生活を送る人から、その幸せにあやかるための
Something borrow(何か借りたもの)に、ぴったりだった。
・・・その4へ続く
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